越流昼下がりの過ごし方
こちらでは日本とはまた違った時間の流れが存在する。
朝は5時過ぎから川沿いを歩いたり走ったり、はたまたグループダンスする人々でにぎわい始め、6時過ぎからは本格的に町が起き始める。
私が近くの朝市に行くのも6時過ぎだ。
そして8時からオフィスが始業する。
朝が早いからランチも早い。
こちらでは大抵の食堂が大体11時半ごろ満席になってしまう。
そしてそのあとは、お約束のシエスタタイム。
床にござを敷いてゴロンと一眠り。
街中でもバイクの上に器用に横になっていたり、タクシーの運ちゃんがドア全開で体を社外に突き出すように眠っていたりする。
昨日はそんな昼下がりの町を歩いていたらこんな風景に出くわした。
何と観光バスの荷台を寝床にしているのである。
左側の男性はそのまま横になっているのだけど、私が驚いたのは右側。何とあんなに狭いところにハンモックをつるして午睡に耽っているのである。
す、すごい。
午睡は大体1時半から2時ぐらいまで。そのあたりから嘘のように静まり返った車道が
再びあのバイクの洪水と化す。
そして夜もどちらかというと早い。10時、11時くらいにはみんなおやすみなさいって感じだ。
夜は軒先に腰かけて夕涼みを家族と楽しむベトナム人の姿をよく目にする。
仕事も大事だけど、人生仕事だけじゃないんだよ。
決してお金にこだわりがない人たちではないけれど、私から見るとささやかな工夫を凝らして人生を楽しんでいるようだ。
なんて言ってる私も午後は時間があれば昼寝をするようにしている。
仕事が本格化したらどんな風に時間の流れを作っていこうか、新たな課題である笑
仕事が大変だからこそ、シエスタの時間をとるようにしたい。