安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

作文課題:ベトナムでびっくりしたこと

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毎週のベトナム語の授業が始まって1か月がたった。だんだんベトナム語を聴いて話すことに慣れてきた気がする。ってもちろん流暢というにはまだまだほど遠いのだけれどね。

 

そんなベトナム語の授業では毎回宿題が出される。それは先生が指定する作文を書いてくるというもの。前回のお題はベトナムでびっくりしたこと、ということで私は2つのことを取り上げた。

 

 

ベトナムの交通

オートバイの量というのはベタな話だけれど、私ぎょっとしたのはクラクションの音であふれていること。日本ではあまりクラクションを鳴らさないから特に、やたらと鳴らすベトナム人に抵抗を覚えた。が、よくよく観察してみると自分はここにいるよ、あんた気を付けてよ、という意味合いで鳴らしていることも多いようなので、最近はすっかり慣れてしまいあまり耳障りにならなくなった。

が、交通マナーがとてもいいとは思えない。平気で逆走してきたり、赤信号なのに止まらず勢いで進んでくるオートバイも多いのである。ヒヤッとすることは日本より多い。だから最初の頃は道を歩くことがストレスだった。

 

最近は慣れてしまってオートバイが来てもゆっくり進めば、向こうも私が歩みを進めることを前提として距離を取って走ってくるというのが分かったので、堂々と?渡れるようになった。こういう時、下手に歩みを止めてはいけないのだ。下手な迷いは禁物。なんだか人生のようだ。

 

②スキンシップ

ベトナムは割と人との距離が近くて、人に触れることに抵抗がない様だ。日本ではすっかり他人に触ることに関してはデリケートで、特に男性が女性に触ることはタブー状態になっている。同性間でも知らない人には触れてはいけません的な、なんだか美術館かよ、と思わせるような暗黙のルールがあるようだ。

これには昔外国人の教え子からも指摘を受けたことがある。日本はコミュニケーションの中に人に触れる、ということが含まれていないのである。

 

けれどもベトナムはそうではない。道を渡っていたら、見知らぬおばあちゃんに腕を握られ、誘導を強制させられたこともあるし、道を行く人に「すみません」と言ってよけてもらう習慣がない代わりに、グーにした手でその人の肩のあたりを押すジェスチャーがある。

 

しかし、これくらいだったら許容範囲である。なぜならせかいにはそういう「触れ合う」文化の国が多いからだ。ベトナムで私が何に驚いたかというと、男同士で手をつないで歩いているのを目撃したことである。

 

女の子同士はよく腕を組んだり、手をつないで道を歩いている。が、とある場所で目撃したのは軍服を着た成人男子が仲睦まじく手を握って観光していたのである。驚きを隠せなかった私は即座に同行していたベトナム人の友人に問うてみた。

ベトナムでは普通です」

あっさり彼女は言うではないか。

 

ベトナムでは特に同性愛者でなくても、男性同士で手をつないだり腕を組んだりするのだそうだ。(断わっておくと、私は別に同性愛に対して何の偏見もない)

それだけスキンシップが当たり前の文化なんだな、と思った。

 

その作文を読んだ先生は逆に日本って面白いね、と爆笑していた。

ちなみに先生は日本在住歴14年ほどの日本通である。